開発コンセプト
平成18年4月、介護“予防”の観点から、口腔清掃の自立支援等が介護予防サービスとして実施されることになりました。
これを踏まえ、口腔内の清潔を保つことにより、以下のような効果があることが科学的に論証されて、介護現場のニーズに応えるため、従来にない新しい入れ歯専用ブラシをデザイン開発する企画を発案しました。
口腔内を清潔を保つことで
得られる効果とは
- 生活意欲の高揚
食べる楽しみを得ることで、生活意欲の高揚が図れます。 - 社会参加への継続
会話、笑顔がはずみ、社会参加が継続します。 - 日常生活動作の維持・向上
自立した生活と日常生活動作の維持、向上につながります。 - 栄養不足解消
低栄養、脱水症状等の予防できます。 - 誤嚥性肺炎予防
誤嚥性肺炎・窒息などの疾病を予防します。 - 口腔内環境の改善
口腔内の劣悪環境(むし歯・歯周病・義歯不適合)の改善しお口を健康にします。 - 経口摂取の質・量の向上
経口摂取による食の改善により質と量を高めます。 - 健康な体へ
しっかりと自身の口で食事を行うことが、体の健康を取り戻し、日々の生活を豊かにします。
介護の事を考えた製品と取り扱い方法
介護者負担の軽減
- 入れ歯の清掃に時間がかからないようにブラシ構造を考慮しました。
- 入れ歯の落下・破損への不安の解消のため、磨き方の方法を考えました。
- 介護者が手を貸すことなく、高齢者が自主清掃できるように、磨きやすい構造を考えました。
高齢者の悩みの解決
- 面倒な入れ歯の清掃方法の手順を簡略化しました。
- 片手でも簡単に磨くことができるブラシ形状を考えました。